ステージマジック講座・・・本格的手品  マジックの館

 ここでは、大勢の前でみせる本格的なパーティーマジック・ステージマジックを、どのような教材を使ってどうやって学んでいくのか。独学で学んだ僕の一例を紹介します。いずれも本格的なマジックだけあって、それなりに練習が必要なものばかりですが、マスターした時の充実感と、観客の反応は、十分練習する価値のあるものばかりです。

 独学で学ぶ場合には、実際の演技を見ることが、上達の近道です。マジックショップで購入する時に演技を見せてもらうなり、テレビでマジック番組をチェックするなり、マジック解説DVDを手に入れるなりして、解説書だけでは分からないタイミング、観客の反応を十分つかんでください。一番安上がりなのは、テレビのマジック番組を欠かさずチェックしてビデオにとり、その中から、自分がやってみたいと思うマジックを見つけ、道具を購入し、練習することだと思います。
 マジックを本で覚えるのとDVDなど映像で覚えるのはどちらがいいのかは、それぞれ利点・欠点があります。映像だとタイミングや客の反応も分かりますが、本ですとどうしてもそういった点は分かりにくくなります。しかし、本ではじっくりと覚えることができ、さらに、そこからいろいろ想像して自分のスタイルが自然にできるという利点もあります。物語を本で読むか、映像で見るか、想像力がふくらむのは、本や、白黒の映画ですが、カラーの表現力にはかなわないと言うところに似ているでしょうか。

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ステージマジック関連 書籍

 ステージマジックに関する総合的な書籍はあまりありませんが、「図解 ステージマジック入門 」には、サムチップを使ったマジックから、シンブルまで、パーティーなどで使える実用的なマジックが紹介されている良い本だと思います。


四つ玉  

 テンヨーでは「シカゴの四つ玉」として売っています。デパートやおもちゃ屋で売っていてよく見かけるものは30mmと小さく子供の練習には良いと思いますが、大人が本格的にやるには40mmが良いと思います。テンヨー製品にも40mmがありますが少し手に入りにくいのが難点です(楽天)。DPグループでは40mm・45mm・50mmとさらに大きなものも用意されています(楽天)。


シンブル 

 指先にキャップ(シンブル・・・由来は裁縫で使われる指ぬき)が出たり消えたり。最終的には8つあらわれて演技を終わります。各社からいろんなシンブルが売られていますが、結局のところはテンヨーのものが使いやすいようです。特別な仕掛けはなくテクニックだけですので、一度マスターすれば一生ものです。


ウォンド

 30cmくらいの木の棒が出たり消えたりします。仕掛けはなくテクニックだけですので一度マスターすれば一生ものです。僕はケン正木さんのビデオで学びました。僕は梅の木の剪定ででた枝を、適切長さに切り、自分で色を塗ったものを使っています。


ロープマジック 

 三本ロープは長さの異なる三本のロープがすべて同じ長さになる古典的で有名なマジックです。タネのないロープで演技ができます。簡単なようで奥の深いマジック、いろいろ応用もあります。ロープ切りもさまざま方法があります。これもまたうけるマジックです。学生の頃は、毛糸を使って近くで見せていましたが、評判がよかったです。プロマジシャンの藤山新太郎さんの「プロが教えるロープマジック 」という本がでました。DVD付きで演技が確認できおすすめです。

 使うロープですが、柔らかく、太さは1cm位のもので色は白い方が見栄えがよいと思います。刺しゅう用品店などで10m1000円くらいで売っています。 楽天でマジシャンズロープとしても購入できます。


チャイナリング 

 これも古典的なすばらしいマジックです。お馴染み輪がつながったりはずれたりするもので、大きな30cmくらいのリングならステージでも見せられます。テンヨーのチャイナリング(大)は22.5cmで6本構成です。僕はこれを愛用しています。付属の解説書で一通りのステージの手順が取得できます。テンヨーのチャイナリング大は楽天でも購入できます。一番不思議なのは二つのリングがつながったりはずれたりする現象です。マニアックに数を増やしすぎたり、造形に凝ると自己満足の世界に陥ってしまうと思います。僕はターベルコースでおぼえ、その後プロマジシャンの演技をまねしたりしました。角度に比較的強いこと、道具さえ持って行けば準備がいらないこと、野外などで風が吹いても影響を受けないことなど、そしてなによりインパクトが強く、ステージマジックとしても大変重宝するマジックです(観客の目の前で見せる小さなチャイナリングについては「クロースアップマジック講座」をご覧ください)。


シルクマジック (楽天)

 ステージマジックで欠かせないアイテムがシルクです。時に主役で、時に脇役で活躍します。普通のハンカチと違って、手品用シルク(楽天)は、色が鮮やかで、広げるとふんわりと大きく見えますが、たたむと非常に小さくなります。クロースアップやパーティーでは22cmや30cmのシルクが、大きなステージで45cm、60cm、90cmのシルクが用いられます。使った後にきれいにたたんでおかないと、すぐしわになり、次にマジックで使う時にみすぼらしくなります。ただ、丁寧に使えば何年でも使えます。僕も実際15才くらいの時に買ったシルクがいまだにきれいな状態で活躍しています。ネタの仕込まれたシルクから、普通のシルクでやるマジックまでいろいろあります。テンヨーの「万国旗プロダクション 」は空の手から万国旗シルクが信じられないほど沢山現れますが、これも万国旗シルクが非常に小さくなるのでできるマジックです。ステージでは、シルクがわき出るように増えて、最後にまとめると大きなシルクになるテンヨーの「ファウンテンレインボー」が活躍すると思います。「6枚シルク」は、大勢の前で、普通のシルクを使ってできる古典的な、うけのよい、代表的なマジックです。3枚ずつのシルクがあり、片方の3枚を結ぶと、もう一方の3枚もいつの間にか結ばれ、今度は、片方をほどくと、もう片方もほどけてしまうというマジックです。シルクマジックを覚えるには 「カズ・カタヤマのシルクマジック大全 」がおすすめです。


ダンシングケーン 

 1m位の棒が宙を舞います。渚晴彦さんの「ダンシングケーン(アイビデオ)」を参考にしました。ディズニーランドのテンヨーマジックショップでも売っています。あれを買う人は多いと思いますが、実際活用できている人はおそらく1/10以下だと思います。マスターすれば、とてもきれいで楽しいマジックです。


ゾンビボール 

 布の上を銀色の玉が生きたように浮く、マジックの傑作の一つですが、浮いたようにみせるまでには練習がかなり必要です。安易に見せてほしくないマジックの一つです。重い玉のイメージで、できるだけゆっくり演技をした方が良いと思います。楽天でも購入可能です


ファンカード ミリオンカード

 ファンカードは、指先に扇形にカードを開いて見せる技術で、カードを開き方によって大きく見せたり、色を変えて見せたり、両手にそれぞれカードを開いて見せたりします。もちろん不思議な部分もありますが、不思議さより、きれいに見せることを主にしています。普通は、ファンカードの後にミリオンカードを続けて演じます。ミリオンカードは、何も持っていない両手を見せてから、指先から次々にカードを現すマジックのことです。1枚ずつだしたり、数枚ずつだしたり、中には、普通のカードの2-4倍くらいのジャンボカードを空の手から何枚も出すマジシャンもいます。僕は、ターベルコースで基本をおぼえ、「シルキー渚vol.1,2(東京マジック)」や、渚晴彦さんの「カードマニプレーション(アイビデオ)」を参考にしました。
 ミリオンカードについては中学生の頃にそのタネを知りましたが、練習に練習を重ね、15年経ってようやく、人前でみせられるかなといったところです。僕自身は、手が動くようになるまで数年、実際人前で見せる度胸ができるまで数年かかりました。最初の頃、無理して毎日練習したところ、指先がきれたり、手の甲にガングリオンというこぶができたこともありました。皆さんも無理しすぎないようにゆっくりやってください。


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