以下は自分の反省を含めたあくまで参考です。もちろんもっともっと勉強している人はいますし、そうでない人もたくさんいます。
国試は大学受験と違って、他人との競争ではないので、みんなで協力してできれば100%合格目指してみんなでがんばりましょう。
何を勉強するかと言っても、各社からいろんな対策本が出ていますが結局は過去問かなと思います。つまり過去問をしっかりやれば完璧です。高校受験もそうですが、本屋であれやこれやと受験参考書に惑わされるのが一番良くありませんね。そこで過去問の解説書についての善し悪しですが、QBは速くできて良いです。ただ説明が簡単なことと、自社の宣伝がちりばめられているのがちょっといやですね。アプローチはつまらないことが長々と書いてあるという人もいますが、良いことも書いてあるのでそれなりによいと思います。僕はみんなと同じように臨床問題をアプローチで、一般問題をQBで片づけましたが、どちらでやっても大差はありません。結局、過去問が全てできれば言うことはありません。みんなそれができなくて困っているのです。
ただ、マイナーに関して言えばアプローチのマイナーは昔の古い問題も含んでいるので、余分といえば余分であり、また詳しく勉強したい人にはよいかもしれません。QBのマイナーは内科の最後に一般問題が軽くついていますが、これだけではちょっと寂しいような気がします。僕はアプローチで一通り見ながらあまりに難しい昔の問題は深く追求せずやりました。
浜松医大のスケジュールにあわせて勉強の仕方を自分の反省も含めていいますと、やはり夏休み中にQB内科を一通り終わらせておくと良いです。それで1月の内科の卒試のあとすぐ2回目をはじめて、直前に3回目ができれば完璧だと思います。9月から卒試が年明けまであります。毎週、次の月曜日のテスト目指してまず平日にその科のアプローチの問題集をやり、土日で卒試の過去問をチェクすると言ったパターンでしょうか。ただ、この予定で行くと外科の一般問題はいっぱいあるので2、3日で終わりませんので最初のマイナーのうちに外科のQBも進めていければ良いと思います。こうして終わらせたアプローチは、やはり内科卒試あと、もう一度、さらにできないところだけもう一度できれば言うことはありません。
そして全ての問題集に共通するところですが、その時点で明らかに分かる問題はチェックして次回見なくてもいいようにしておきましょう。
こうして、卒試が年内に一通り終わり、年明けの内科の卒試を迎えます。内科の卒試は落ちるのでびくびくしますが、やはりここで踏ん張らないと内科で通してもらっても国試で落ちます。また、最近の話題等も内科の卒試に出てくるので、過去問だけではできないよい国家試験対策になります。内科の卒試は難しいので、少しは朝倉や洋書を使って勉強しました(もちろんyear note中心ですが・・・。)内科の卒試は最低三年分、二回通りやる必要があるので正月元日は休んでも、冬休みからやる必要があると思います。
こうやって書くと大変そうですが、僕は医大祭に全力投球しましたし、剣道部、四ツ葉、茶道部の忘年会等コンパも全部出ましたし、それなりに楽しく過ごせると思います。内科の卒試の頃からやや大変になるかと思います。最後の学生生活、ある程度楽しみながら過ごしたいものです。
最後にテコムの講習のことですが、これは今年2月におこなわれました。内科、産婦人科、マイナーに分かれて三週間くらいですが、自分でやった方が効率がいいという話もあります。僕はマイナー禁忌枝対策だけとったのですがこのころになると人の話を聞くとだいたいのことが分かるようになっているもので受験以外でもまた違った視点から勉強になりました。一日あるので疲れると言えば疲れます。そのころは自分でもやりたいことはいっぱいあるのでその辺も考えると微妙です。
もう一度まとめますと、過去問が全てです。いろんな問題集がありますがそれをやるよりも、過去問でできなかったところを確実にマスターしていくのが早道かと思います。できた問題をどんどん消していき、覚えられない項目をノートに復習しやすいようにどんどん書き留めていく(僕は左にキーワード、右にそこから連想すべき項目をどんどんまとめていき直前のチェックとしました。)、そうすれば思ったより簡単に試験を終えることができるはずです。
必ず国試では遺伝の形式が問われます。最初のうちはそんなもの覚えきれるはずがないと思っていました。100%にのっていたゴロを覚えたりしましたが長すぎて僕には無理でした。勉強しながらノートに書き出していったらある法則でもないのですがだいたいグループ分けができることに気がつきました。こうして覚えたら遺伝性疾患についての問題が急に得意になりました。
まず常染色体劣性遺伝から覚えましょう。ここは原則的には代謝異常症がきます。アミノ酸代謝異常症、ムコ多糖類代謝異常症、脂質代謝異常症、糖原病、Wilson病です。各々の疾患をノートへ書き出してみてください。
例外が二つだけありますが、ゴロで覚えられます。Hunter症候群はhun、ハン、伴、そう伴性遺伝です。ついでにFabry病も、Fa、fan、ハン、そう伴性遺伝です。もう一つ注意、ポルフィリン症とアミロイドーシスは常染色体優性遺伝ですので各自ゴロでもつくって覚えてください。
次は常染色体優性遺伝です。ここには神経疾患、神経疾患にも含まれる母斑病、それから結合織病、多発性内分泌腫瘍(year noteでいうPPP、PTAです)、あと、消化管ポリポーシスです。いずれも何らか神経神経疾患がかかわるといった感じで覚えられそうです。
ここで例外、母斑病に含まれるLouis Bar症候群は免疫不全を伴うので弱い、つまり常染色体劣性遺伝とでも覚えましょう。それから神経疾患のWeldnig-HoffmannとKugelberg-Welanderはどちらも似ていますが常染色体劣性です。Duchenne型筋ジスと副腎白質筋ジスは伴性遺伝です。
さあ最後に伴性遺伝ですがここには免疫不全症と血友病がきます。
例外として免疫不全症のChediak-Higashi症候群と先ほどのLoisBar症候群は常染色体劣性ですので注意しましょう。
以上です。一度ノートに書き出してみてください。これでかなり試験が楽になるはずです。
まず一番多い(2/3)のが普通の患者さんと同じ任意入院です。普通の任意の入院なので当たり前ですが保護者の同意もいらなければ届けも必要ありません。そして残りの1/3は医療保護入院です。これは精神科独特のもので指定医のもと、保護者の同意を得てなりたちます。知事への届け出が必要です。
これだけ覚えれば7割合格です。
あと仮入院というのがあります。医療保護入院とほぼ同じ条件ですがこれは知事への届け出がいらない代わりに一週間という期限がついています。
これで8割合格です。
さてここから3つは指定病院でしかできない入院形態です。ただ、指定病院でしかできないくらいなので、保護者の同意は問いません。
応急入院は今述べたように指定病院で保護者の同意無くても指定医の診察で入院させることができます。
あと二つは知事の職権にて入院させるもので、措置入院では二人以上の指定医の診察が必要です。緊急措置入院は1人の指定医でよい替わりに72時間以内という期限付きです。もちろんこれらは何度も述べましたが指定病院で行われ保護者の同意は関係ありません。
これで精神科の入院形態は100%解けますね。以上述べたことを表にしながら確認してみてください。
(語源等調べてちゃんと対応させておいてください。絶対出ます。よく間違えました。)
ラパロスコピー
・・・腹腔鏡・・・子宮内膜症の検査
ヒステロスコピー
・・・子宮鏡・・・子宮体癌(子宮内膜癌とも言いますね。)の検査
コルポスコピー
・・・膣拡大鏡・・・子宮頸癌の検査
ニコニコ2ヶ月、ゴロゴロ5ヶ月、ハイハイ8ヶ月
首のすわり(見くびって3ヶ月)
お座り(納屋に座り込む7ヶ月)
一歳一人歩き一言、二歳二言、三歳三輪車
追視(two)二ヶ月
パジャマでおじゃまは3歳(服を1人で着て、名前を言う)
固定性分裂・・・ASD
補体低下・・・SLE(含 ループス腎炎)、MRA、AGN、MPGN
NAPスコア低下・・・PNH、CML、赤白血病
(ナップサック(NAP下がるにかけて)にやかんと紅白まんじゅうを入れましょう)
NAPスコア上昇・・・MF、真性多血症、CML急性転化
(パイナップル(NAPがUPにかけて)に線維たっぷり転化します。かなり固いです。)
感情失禁・・・脳血管性痴呆
アシクロビル・・・ビル・・・ヴィル・・・ウイルスに使います
尿中馬尿酸・・・トルエンの代謝産物です。シンナーもトルエンです。
Wernicke脳症・・・アルコール中毒、不適切な輸液といろんなところに出てきますが、おおもとはビタミンB1欠乏です。B1欠乏といえばあと一つ脚気も覚えておかなくてはなりませんね。
薬剤はいつもこんがらがりますがネオスティグミン、テンシロン、有機リン剤はいずれも抗コリンエステラーゼ薬でつまりアセチルコリンを分解するコリンエステラーゼが足りないのだからアセチルコリンはふえるわけです。つまり副交感刺激となりサリンでは縮瞳が起こりました。アトロピンはこれらの薬剤とは反対の作用ですよね。アトロピン点眼で副交感刺激が遮断され散瞳しますよね。
慢性糸球体腎炎もいつも何がなんだか分からなくなるのですが、臨床問題もネフローゼ(蛋白6、アルブミン3だけ覚えておきます)あるか、血尿あるかだけでだいたい解けます。血尿が無くてネフローゼなら微小変化群か膜性腎症しかありません。年齢が若ければ微小変化群です。これに、先ほどの補体の低下する疾患を組み合わせればほぼ解けます。それから「増殖」といったら糸球体のまりの一本一本の血管の間、つまり間質のメサンギウム細胞が増殖していることを言い、「硬化」といったらメサンギウム細胞ではなくメサンギウム基質が増加して固くなります。また写真を見るポイントは二つ、きれいに膜が写っている(膜性腎症)のか、間質のメサンギウムがぐちゃぐちゃと写っている(IgA腎症)のかを見れば簡単です。両方なら膜性増殖性腎炎でしょうか。僕はチャート内科も愛用しましたが、腎臓に関してはチャートより朝倉内科学が大変分かりやすく、理解が深まりました。
Laurence-Moon-Biedl症候群 moonがkeywordsです。月のようにふっくらした顔、そう肥満です。それから月といえば夜、そう網膜色素変性症です。
当日持っていくものとして何か特別なものはあるのか?
ホッチキスの不思議
国試の問題はペラペラの紙で綴じてないのでそれでは勉強しにくいと思う人はホッチキスを持っていくと良いと思います。机の上には鉛筆だけだ注意事項にも書いてありますが、実際にホッチキスを持ってきている人は2/3以上いて始まるとみんなぱちぱちとホッチキスを止めだします。僕も持っていった方がよいと聞いていたので持ってはいたのですが、いつ使うのかと知らず最初のテストの時は鞄の中でした。始まったらみんなぱちぱちととめだしてびっくりしました。ものすごく大きな事務用のホッチキスを持ってきている人もいて変わった人もいると思っていたら厚い問題用紙の時はホッチキスの歯が立たずその人のホッチキスが大きかった意味が分かりました。まあそこまでする必要もなく、半分くらいずつとめれば普通のものでよいのですが、最初からびっくりするのがイヤな人は一つ持っていくと良いでしょう。
当日勉強する時間はあるのか?
僕たちは宿を7時に出発して名城大学へ7;30頃ついたので、集合時間が8;45で試験開始が9;30であることを考えると、最初は早くつきすぎたと思ったのですが、それくらい早いほうがその場にもなれて、結構勉強ができるので良かったです。
まず11月頃までに
以下は卒業前後で必要となるお金。
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