本マジックは、僕はターベルコースインマジック第7巻(現在廃版)で学びました。本マジックはテレビでも以前放映、解説されたことがあり、ミスディレクションの良い勉強で、マジックの入門に適していると考え、ここで解説することとしました。
ペンを使って消しゴムを消すと言っていたら、ペンが消えてしまい、どこに行ったかと思えば、耳にとめてあっただけで、もう一度同じことをやると、今度は本当に消しゴムが消えてしまうというマジックです。
タイミングが非常に重要ですので、映像をよくごらんください。
右手にペン、左手に消しゴムを持ちます。ワンツースリーと言いながら、3回ペンで消しゴムを持っている左手をたたきます。そのスリーのところで、耳にペンを置いてきます。ここがポイントで、これがいかにさりげなくできるかにかかっています。耳に置いてくる時は、つい右手に意識がいってしまいますが、自分の視線は常に左手に、意識も左手においていないとうまくいきません。ワンツースリーの流れを崩すことなく、スリーで右耳にペンをおきます。滑りやすいものだと難しいので、最初は半分におった木の割り箸がやりやすいかもしれません。
そして、ペンを耳においたら、少し間をあけ、左手を開け、消しゴムは残ったが、右手を開けてペンが消えたと話します。みんなが、「どうして」と言ってきますので、「実は・・・。」と、ゆっくりふりむき右耳のところを見せると、歓声があがります。
そして、その歓声が上がっている瞬間、みんなが耳に注目しているその瞬間に、堂々と、そしてあわてずに、消しゴムを持っている手をズボンなどのポケットまたは、座っていれば体の後ろへ回し、置いてきます。
何もなかったかのようにその手を握ったまま、そっと前にもってきつつ、みんなが驚くのがおさまったところで、「もう一度やってみましょう」と、そのペンで同じように3回、左手をたたき、おもむろにゆっくりと、左手を開くと、消しゴムが消えてしまっているというわけです。
相手の注意を他にひいて、そこで、ネタの動作をおこなうという、ミスディレクションを活用した典型的なマジックです。この、相手の注意を引くのがうまくできるようになると、マジックがおもしろく、そしてうまくなることでしょう。
耳においてくるものは、短くて滑らない物が適しています。長すぎると横から見えてしまいます。
などでやるとおもしろくて、うまくいくと思います。
観客の右隣でやらないと、耳においてくるところが最初から見えてしまいます。
右耳にペンを置いてくるところは、ワンツースリーのタイミングを崩さないことが大事です。 しかし、慣れてくると、意外にゆっくりできることが分かると思います。コツはワンで耳の一歩手前まで手をあげ、ツーで耳の上を沿わせて場所を確認し、スリーで、ゆっくりとおいてくることです。最初は、おいてくる時にドキドキしてついあわてて落としたりするものですが、考えてみれば、この時に、耳を見ている人はよほどひねくれている人でもない限りありませんので、落ち着いてゆっくり置いてくればよいのです。
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